旭川地区糖尿病地域連携クリパス


平成25(2013)年度より北海道保健福祉部健康安全局地域課の主導による「旭川地区糖尿病地域連携クリティカルパスモデル事業」(糖尿病クリパス)に参加し、糖尿病の早期発見、重症化の予防、合併症の発見に取り組んでおりますので、ご心配な方はいつでもご相談下さい。
糖尿病の薬を2〜3剤飲んでもHbA1cが 7.0%以上の方は、この
糖尿病クリパスに入って頂き、当院を受診しながら、糖尿病学会専門医のいる専門医療施設を年1〜2回受診してもらいます。これは、当院と糖尿病専門医療施設とで連携を密にして、糖尿病の重症化を防ぐとともに、脳卒中・心疾患、糖尿病性腎症、神経障害、大血管症障害、糖尿病性網膜症等の合併症を防ぐためです。
糖尿病クリパスに参加された方には旭川市内や全道・全国一円で使える「糖尿病手帳」もお渡ししています。この糖尿病手帳には、本人の体重、血圧、血糖値、HbA1c、血液検査値、eGFR、腎症の病期、また、神経障害の有無、頭部MRI、頸動脈エコー、動脈硬化指数などの検査成績、眼底検査などの情報が記載されており、それらを「かかりつけ医」と「糖尿病専門医」間で共有して、糖尿病の重症化・合併症の予防に役立てます。
この糖尿病地域連携クリティカルパスモデル事業は、今後、旭川のみならず全道一円に普及する予定です。